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Q.冷たいものは平気なのに熱いものを食べると痛みます。
熱いもので痛むのに冷たいのがしみない場合、神経が死んでいるか、神経を取る治療が済んでいるはずです。神経がないのに、なぜ痛むかというと、歯の神経とからだの神経の接合部である”歯の根っこの先”に膿が溜まるからです。
神経が死んだり、根の中に入れていた薬が古くなると、”根っこの先”に残っていたばい菌が元気になりウミをつくります。ところが”根っこの先”は骨に埋まっているため、そこにたまったウミは逃げ場所がありません。そんな時に熱いものが口に入ると熱が伝わりウミの体積が膨張し、骨の中での内圧が上がるため痛みがでます。
放置すると痛みが無くなることもあります。なぜなら、ばい菌がさらに活発になり、骨に穴を開けウミの出口をハグキに作るからです。もちろんこれは治ったわけではなく、より悪化したけど痛みがなくなったというだけで、事態はより深刻です。治療は数回かかるとは思いますが、病気が進行する程、治療回数が増えます。そんなに痛い治療でもないので、安心して早目に歯科医院に行かれることをお勧めします。